今では様々な無料アプリだけでスタンプを作成して販売することができます。
ただし、審査に申請し合格しなければいけません。
その審査に関して「時間がかかりすぎ…」「なかなか承認がおりない…」などスムーズに販売に至れないのが現状です。
ここでは少しでもスムーズにスタンプの審査を進めるためのLINEスタンプ作成のガイドラインをご紹介します。
- LINEスタンプ作成のガイドライン
- スタンプ審査ガイドラインについて
- 審査を通過するコツ
〈 もくじ 〉
1.LINEスタンプ作成のガイドライン
アプリを利用することで誰でも簡単に無料でLINEスタンプを作成できる時代となりました。
しかし、簡単に販売できるわけではありません。
販売できるようになるには思った以上に大変です。
理由は次のとおりです。
- クオリティの高いスタンプ1つ作るのに時間がかかる
- 最低でも8つのスタンプを用意する必要がある
- 審査申請したところでリジェクト(非承認)されることがある
ただでさえ売れるクオリティの高いスタンプを作るのが大変なのに、審査申請してリジェクトされたら灰になるほど落ち込みます・・・。
そのため、クリエイターズスタンプの審査をスムーズに進めるため、事前にLINEが公表している「スタンプ審査ガイドライン」をチェックして各基準に準拠したスタンプの作成を目指すのが大切です。
2.スタンプ審査ガイドラインについて
自作したスタンプは審査申請で承認が下りれば商品として世に出回ります。
そのため、細かく審査基準が設けられています。
審査基準は大別すると次のように区分されています。
- 画像関連
- テキスト関連
- モラル関連
- ビジネス/広告関連
- 権利/法律関連
ⅰ.画像関連(スタンプ画像、メイン画像、トークルームタブ画像)の審査基準
画像関連の具体的な審査基準は次のとおりです。
- 規定のフォーマットを満たすか?
- トーク機能のコミュニケーションに適しているか?
- 縦長すぎたり、横長すぎたりバランスが悪くないか?
- 数字の羅列などオリジナリティに欠け単調ではないか?
- ロゴのみではないか?
- 単純なテキストのみではないか?
- スタンプ内の文字が間違っていないか?
- スタンプがタイトルや説明文と矛盾していないか?
- メイン画像が他の販売スタンプと著しく異ならないか?
- すでに販売されているスタンプのコピーではないか?
特にありがちなミスは背景の透過処理がしっかりできていない場合です。
ⅱ.テキスト関連(スタンプタイトル、商品説明文、クリエイター名、Copyright)の審査基準
テキスト関連の具体的な審査基準は次のとおりです。
- 規定のフォーマットを満たすか?
- テキストに間違いがないか?
- タイトルや説明文に告知と判断できる文言が入っていないか?
- URLが表示されていないか?
- 絵文字や機種によって表示できない文字が入っていないか?
- 説明文が不自然なほどに短くないか?
- タイトルや説明文がスタンプと矛盾していないか?
スタンプ内のテキストだけでなく、タイトルや説明文などもしっかりチェックされているので注意が必要です。
ⅲ.モラル関連
テキスト関連では次ような表現を含むものはリジェクトされる可能性があります。
- 暴力
- 性
- 飲酒
- ドラッグ
- ギャンブル
- 宗教関連
- 不快な表現
よくあるタイプのNG事項ばかりなので公式のガイドラインを参照ください。
ⅳ.ビジネス/広告関連
ビジネス/広告関連の具体的な審査基準は次のとおりです。
- スタンプを購入するために個人情報などを提供させるか?
- 企業キャンペーンによるスタンププレゼントなど、個人利用以外の目的ではないか?
- メッセンジャーアプリなどの名前やキャラクターではないか?
- 企業の宣伝目的ではないか?
- チャリティーや寄付目的ではないか?
企業や団体で作成する場合にも個人的な利用を目的としているということが重要なようですね。
ⅴ.権利/法律関連
権利/法律関連の具体的な審査基準は次のとおりです。
- 知的財産権を侵害していないか?
- 二次創作など権利の所在が不明確ではないか?
- 似顔絵など肖像権、パブリシティー権を侵害していないか?
- 権利者の許諾が証明できるか?
- 各地域の法令などに違反していないか?
オリジナリティのあるスタンプである必要があります。
どこかで見たことあるようなものは危険なので避けた方がいいです!
【参考】規定のフォーマットについて
規定されているのは次のフォーマットについてです。
- 画像関連
- テキスト関連
a.画像関連
規定内容は次のとおりです。
- フォーマットはPNG形式
- 画像1個あたり1MB以下
- 背景は透過
- 画像の周りには上下左右それぞれ10px以上の余白をあける
- 画像サイズは幅・高さともに偶数値に設定
- 画像解像度は72dpi以上
- ZIPファイル形式でアップロードする場合20MB以下
- メイン画像:幅 240px × 高さ 240px
- スタンプ画像:幅 370px × 高さ 320px (最大)
- トークルームタブ画像:幅 96px × 高さ 74px
b.テキスト関連
規定内容は次のとおりです。
- 絵文字は使用できない
- コピーライトは英数字のみ
- クリエイター名:50文字以内
- スタンプタイトル:40文字以内
- スタンプ説明文:160文字以内
- コピーライト:50文字以内
3.審査を通過するコツ
少しでもスピーディーに審査を通過するコツは次のとおりです。
- 販売エリアを限定する
- プライベート設定を非公開にする
- スタンプの説明文や背景の透過処理は丁寧に
ⅰ.販売エリアを限定する
スタンプの販売情報の販売エリアに関する設定で販売エリアを狭めることで審査を通りやすくすることができます。
販売エリアが多いと審査項目が増え、それだけリジェクトされる可能性が高まります。
ⅱ.プライベート設定を非公開にする
スタンプの販売情報ののプライベート設定を非公開とすることで審査を通りやすくすることができます。
公開するよりも非公開にして範囲を限定することで審査項目を減らします。
ⅲ.スタンプの説明文や背景の透過処理は丁寧に
力を抜きがちな説明文だったり、細かいところを見落としがちな背景の透過処理も意外としっかりチェックされています。
特に背景の透過処理は、小さな箇所は見落としがちですが細かくチェックされているので引っかかりやすいポイントです。
審査結果を1か月も待ってリジェクト…なんてことにならないように初めから丁寧にやっておきましょう!
4.まとめ
以上、LINEスタンプ作成のガイドラインについてでした。
世に出回ってしまうものなので審査基準が厳しいというのは仕方ないところですね。
スムーズに審査を進めるためにもしっかりとガイドラインに沿ったスタンプ作りをしましょう!